失敗は怖くない

こんにちは。微笑みです。
新入社員も1か月が経ち、カチコチだった肩の力も抜け始めた頃ですね。
毎年この時期は複数の企業で、新入社員研修を担当しています。

昨年、一昨年に担当した受講生たちによる微笑み会というのがありました。
簡単に言えば、飲み会なのですが、期の違う元新入社員たちが集まってくれました。

1年経つと、やっぱり社会人らしくなるんですね~。
思わず目じりが下がってしまいました。
彼らからもらった名刺のまぶしい事!

数年前から新人たちの親と同じ世代になっているのを感じていましたが、今年は「うちのおかんと同じ年です。」では終わらず、「母の方が若いです」も出現。
そりゃあ、もう何してくれても、かわいいものです。
正直、眠気と戦っている姿を見るだけで、頑張れ~と思い、コクリとなると、思わずにんまり。さあ、どうやって起こそうかな~と思います。
これが自分が若いときは、私のクラスで居眠りなんて許さん!だったのですが・・・。
そして、何としても社会人として生きていく知恵を授けたくなります。

一方で、過保護とも感じます。
確かに現場からしていれば、新人といえどもすぐに働いて欲しいという気持ちがあると思います。
だからしっかり新人研修をしてくれ、と。
それでも、どんなに研修でビジネスマナーや報連相を教えても、やっぱり現場に出ないとダメなんです。
現場で失敗する事。先輩に迷惑をかけたり、上司に怒られたりする事にはかなわないのです。
失敗、それが一番の成長になるのではないかと思います。

でも今は失敗する暇がない。現場にも余裕がない。
だから失敗しないようにいろいろ教えます。
何でも先回りして・・・。
そして頭でっかちの新人が出来上がるような気もします。

それで良いのか・・・。
そこにこだわる私のクラスは、「失敗しなさい」「恥をかきなさい」が合言葉。
「研修中の大失敗は、大したことじゃない、失敗おめでとう!なのだ」と伝えるのですが。

なかなか今の子たちは失敗しないですね。
無茶をする子が少ない。
この殻を数日の研修で打ち破るのはなかなか難しい。手強いです。

でも・・・。
失敗しない人生なんて無いはずです。
どこかで失敗する。
その時、落ち込み過ぎず、元気に立ち上がる力をなんとしても養ってほしい。そう思います。

そして自分だけじゃ辛い時には、そんな時にこそ、私の存在を思い出してもらえたら、うれしいんだけれどなあ。

微笑み