ソーシャルメディア

来週、3月22日は第49回二次試験の合格発表日ですね。

皆さん、受かっていて欲しい!

今回は、最近、気になっているソーシャルメディアについて書きたいと思います。

近頃は、本当に多くの若者がフェースブックやツイッター、インスタグラムなどのソーシャルメディアに時間を使っていますね。
自分の友達や知り合いが使っていないと分かると、大げさにびっくりするのを見てもよく分かります。
家の中でも外でも、昼でも夜でも、彼らはネット生活にドップリはまっています。
リアルな世界で生活するよりもネットの世界の方が居心地が良いようで、スマホから30分も離れていると、もう落ち着きません。

彼らを見ていると、心配になります。
若者は、ソーシャルメディア上で、他の人達と自分の生活を比べ、自尊心が傷ついてしまうことがあります。特に、心が弱っている人は。
落ち込んでいる人が、他人のいかにも人生を楽しんでいるかのような写真や文をフェースブックで見ると、余計、落ち込んでしまいます。
フェースブックでは、皆、仲良くしているのを見ると、友達や恋人が欲しい若者は、余計、孤独を感じます。
仕事を苦労しながら、一歩ずつ前に進めようと努力している若者は、他の人がいとも簡単に成功しているらしいのを見て、自分はダメだと思ったり、もっと楽に稼げる方法は無いのかなどど、迷いが出てきてしまいます。

ソーシャルメディアで、見かけのイメージを創り出すのは、本当に簡単です。
おいしいものを食べた、欲しかったものを手に入れた、友達と楽しい旅行をした・・・
このようなベストな時を、ネット上で目立つような動画や、写真、テキストにして投稿するだけで良いのです。
そうすれば、それを見る若者は、その人が素晴らしい人生を送っていると勝手に誤解してくれます。

本当のところは、誰の人生であれ、パーフェクトなんてありえません。

人生経験を積むと、ソーシャルメディアが虚構の世界であることが当然のこととして分かってきて、そんなものだと思いながら参加します。

でも若者にこのことを認識してもらうにはどうしたらよいか?
親としてや、人生の先輩、教師、メンターなど、その立場に応じて考える必要がありそうです。