CDA資格試験は本当に難しい?

難しくなってきているという声が多いですね。
特に、2次試験の合格率は4回連続で下がっており、最も最近の第47回では、40.3%でした。
この合格率の中には、再受験で合格された方も沢山含まれていますので、一回で合格できる割合は、ずっと低くなります。
大分前に資格を取った人の中には、今だったら絶対受からないよねと、冗談まじりに言う人も少なくありません。

2次試験が難しいと感じる大きな原因は、実技テストであるということだと思います。
ペーパーテストである1次試験は、テキストを暗記しているかどうかを問う問題が多く、考えさせるような問題は少ないです。
従って、しっかり勉強さえすれば、1次試験には合格できると感じる人が多いと思います。

ところが、2次試験は、応用する力、実践する力が診られます。
それも、かなり広範囲なスキルの発揮が求められます。

自動車運転免許の実技試験であれば、発車時の左右確認、坂道発進、S字カーブなど、押さえるべきポイントは割合はっきりしており、数も多くないので、そこを練習さえしていけば、合格の自信を持てると思います。

それに対して、CDAの2次試験は、何が診られているか分からないので、対策を立てにくいという声をよく聞きます。

JCDAの試験要項には、「CDAの基本コンセプトである経験代謝の理解を踏まえたロールプレイが出来ること」とあり、更に、7つの評価項目の説明が一応ありますが、これには、非常に幅の広い事柄が含まれています。
それが、CDAの2次試験は捉えどころが無い、どう対策してよいか分からないという声につながるのだと思います。


実際、評価項目の一つである、非言語表現だけをとりあげても、
適切な相槌の打ち方とはなんだろう、
自分は柔らかい表情をするのが苦手、
普段の自分は声が怖いと言われる、
姿勢はこれでよいのだろうか・・・
などと、多くの疑問や悩みが出てきます。

更に、
緊張するとクライエント役の最初の言葉を覚えられない、
どんな質問を、どのように尋ねれば良いのか分からない、
自己概念の影を捉える力が弱い、
口頭試問に対して、瞬時に適切な答えが思いつけない、
いつも答えが長すぎると言われる・・・
など、不安要素はどんどん広がっていきます。

そのため、ちょっとやそっとの試験対策では、自信を持てないという気持ちになってしまいます。

更に、2次試験に関して誤解している人もいて、そうなると、余計、受かる確度が下がってしまいます。
例えば、最初の5分間は、質問することを我慢し、伝え返しに努めるのが良いという説を信じている人もいます。実際、このようなやり方を受講生に勧めている受験対策講習もあるようです。


また、「傾聴というけど、聴くだけでなく、質問もしないといけない、主訴を把握しないといけない、解決策も探さないといけない。10分間のロールプレーでは無理です。どうしたら良いのでしょう?」と質問された受講生もおられました。
試験要項を良く読めば分かりますように、2次試験ではそこまで求められていません。

2次試験は易しい試験とは思いませんが、かといって、超難関でもないと思います。
実際、主訴すら、十分把握できずに時間終了となっても、合格する人は多くいます。

なぜ、そういう人も合格できるのか?
ヒントは、CDA2次試験というのは、基本的に、「クライエントが経験代謝のサイクルを回す支援できる能力があるかどうかを診る試験である」ことにあります。

もし、CDA2次試験対策で悩んでおられるのでしたら、「夢かなジム」の門を叩いてください。
最後は、宣伝になってしまいました(笑)。