みなさん、こんにちは。
新雪です。
11月も中盤となり、すでに街のあちこちではクリスマスの飾り付けなどしているところもありますね。
個人的には、ちょっと早すぎるような気がしますが、
人々の気分が明るく、楽しく、前向きになるのであれば
良いことなのだと思っています。
さて今回のブログでは、最近担当している大学1・2年生向けの
プレゼンテーション講座のことを書かせていただこうと思います。
この講座は、とある理系大学の1・2年生を対象として、希望者のみ参加可能な課外講座です。
回数は毎週1回・全6回の実施です。
10月下旬からスタートして、これまで6回中4回の講座が終わっています。
参加者は、初回は7名。
その後は、休みや新たに参加する学生などありつつ
2回目7名
3回目5名
4回目3名
となっています。
このように参加者自体はもともと多くはなく、そして回を重ねるごとに参加者は減っています。
この参加者が減っている理由は、どうしても休まないといけない事情がある学生もいるのですが、
それよりも多いのは「面倒くさい」からという理由が多いと思います。
学生にとっては、課外授業ですのでこの授業を取らなくても
成績や卒業単位には全く影響はありません。
影響がないどころか、余計な労力が必要な講座という見方もできます。
よって、余計な労力をかける意思を持って、講座に自主的に申し込んだだけでも
頑張っていると言えなくもないです。
ただ、今回この場でお話ししたいのは、申し込んだ後に、
どこまできちんと講座を受けるかという話です。
今回のプレゼン講座は、講師が一方的にレクチャーするような
インプット型のものではなく、学生自身が毎回プレゼンの実践をしながら、
講師はコメントをフィードバックするという形式のものです。
学生としてたら、毎回緊張を強いられ、
プレゼンをすれば上手くいかないことばかりが自分でも目につき、
講師に何もいわれなくても、気分は沈みがちです。
そのようなプレゼンテーションの実践を、事前に準備して毎回やらされ、
気分的にも物理的にも、ストレスと負担感を感じるのは当たり前だと思います。
間違いなく、学生にとっては「面倒くさい」講座なのです。
それでも、休まず毎回出てくる学生はいるわけで、
そのように毎回休まずに出てくる学生は、
自分なりに「面倒くさい」を乗り越えてきています。
結果として、「面倒くさい」ことを乗り越えた学生は、
今回の講座におけるプレゼンテーションで成長した姿を見せてくれました。
そして、本人としても成長実感を感じたようで、
残りの2回もしっかりと頑張りたいと言っています。
ここが一つのポイントだと思います。
「面倒くさい」ことから逃げてしまうと、成長機会を逸していまうし、
逃げ癖がついてしまう危険があるかもしれません。
逆に、「面倒くさい」ことから逃げずに取り組むことは、
乗り越えた先に「成長」と「自信」が手に入るものだと思います。
私自身、以前から「面倒くさい」ことから逃げていては、
成長がないと思っていましたが、
ここ最近のプレゼンテーション講座の経験で、
自分の考えが立証されたような気がしました。
「面倒くさい」こと。大事にしていきたいと思います。
新雪