こんにちは。微笑みです。
4月は新入社員研修期間でした。怒涛の日々もピークを越え、ほっと一息です。
毎年、研修講師をしているので、よく聞かれるのですが。
「今年の新人はどう?」
この質問、嫌いです。
確かに10年前の新人と比べるとこういう傾向はあるなあ、と感じる事はあります。
特に今年から売り手市場の就職活動をしてきていますから、差が出てくるかもしれません。
でも、やっぱり、「今年の新人」とまとめてしまうのは、嫌なんです。
今年も、300名以上の新人さんと出会いましたが、みんなそれぞれです。
素直に一生懸命な子。
不器用な子。
真面目な子。
斜めに構えている子。
気遣いができる子。
空回りしている子。
もう、どの子もかわいい!
はい、既に自分の子供でもおかしくない年齢ですので、既に数年前から母親の心境です。
手がかかるほど、かわいいとも言いますし、甘え上手な子には思わず目尻りが下がります。
一日中、立ち仕事で、声を張り上げているのが、毎日続くわけで、体力的には限界も感じます。
それでも、10年前より、確実に新人さんとの距離が縮まってきたと感じられるのです。
最初の頃は、こちらも講師として、きちんと教えないと、しっかり教えないと、という気持ちが強く、新人さんとも対峙していたような気がします。
それが、最近は、本当に彼らの発言が興味深く、自然と「え?なんでそう思うの?」「なるほど、そう考えたんだ」という言葉で返しています。
これって、まさにカウンセリングの『好意的関心』と同じなのではないでしょうか。
こうした言葉を返すと、彼らも彼らなりの言葉で、説明してくれます。
ジェネレーションギャップがあるので、なかなか理解できない事もあるのですが、それでも関心を持って聞いていると、彼らも一生懸命説明し始めます。
結局、彼ら自身が自分の言葉で語ったことで、学習の理解も深まり、研修効果も上がっている気がしています。
「何でも発言して構わないという雰囲気が良かった。」
「一人一人を見てくれていた。」
最高のコメントをもらいました。
また来年も頑張ります。
微笑み