相手の立場に立つことの難しさ

みなさんこんにちは。
新雪です。

4月は新入社員研修で忙しい時期です。
それでも中旬を過ぎたところになりましたので
忙しさも一段落しました。

ですが、ホッと一息ともいかないこととなってしまいました。

何があったかというと、研修アンケートで講師の私の発言に傷ついたというコメントがあったからです。

キャリアカウンセラーとしても自分自身ショックを受けるコメントでした。

私のどんな言葉に傷ついたのかというと、身体的特徴(身長の低いこと)を思わせる言葉に傷ついてしまったとのことでした。

3日間の研修の2日目にフラフープをグループメンバー10名程度でチームワークを発揮して上から下(床)まで下ろすというワークをやりました。

その際に、難易度を高くするためにフラフープのスタートラインをグループ内で1番身長の低い人に合わせるというやり方にしています。

そして、「よーいスタート」の合図とともにワークを実施しました。

しかしながら、そのチームは上手くフラフープを下(床)まで下ろすことができませんでした。

出来なかった原因の一つに挙がったのが身長の低いメンバーへの思いやり(配慮)でした。

その点を、講師として私は指摘をしたのですがその際の私のコメントの中に受講生を傷つけてしまう内容があったのです。

私は身長の低い受講生が失敗の原因とは言っていませんが、「身長の低い○○さんがいたよね」
と何気なく言いました。

その後に続けた言葉がワーク後のコメントで伝えたいことでした。

それは、身長の低い○○さんに自分で声を出せという指示はチームとして思いやりに欠け、個人で何とかしろというアプローチになっている。
チームワークを発揮してやっていくならば身長の低い○○さんが楽にできる高さまでまずは皆で早く下ろそうというアプローチをするべきではないかとコメントしました。

私のコメントの意図は、ワーク中にグループメンバーから自分から発信するように指示されていた
身長の低い受講生の感情のフォローにありました。

しかしながら、本人が感じたことは私の身体的特徴を思わせる発言に傷ついたとのことでした。

あらためて考えてみれば身長にコンプレックスを抱いている人はめずらしくないと思いました。

そのような人がいることに思いを馳せていれば今回のようなデリカシーに欠けるコメントはしなかったと思います。

改めて相手の立場に立つことが重要であるとともに難しいと感じました。

私としては、つらい失敗体験となってしまいましたがキャリアカウンセラーとしての基本を思い出しました。

今回の研修における失敗体験を今後のキャリアカウンセラー活動にも活かしていきたいですね。

「新雪」