こんにちは。微笑みです。
受講生の方から、「笑顔って大事ですよね?
でも緊張すると上手く笑えないんです」という相談が。
確かに試験ですから、緊張しますよね。
しかしながら、本当のカウンセリングでは、クライエントの方が緊張しているわけです。
『このカウンセラーは本当に私の話を聴いてくれるかな?』
『こんなこと相談して、馬鹿にされないかな?』
『本当にわかってくれる人なのかな?』
ドキドキしながら、私たちカウンセラーの前に座ります。
みなさんが初めてのお医者さんにいく時と同じような感じかもしれません。
その時、お医者さんが、ムスッとしていたら、感じ悪いですよね。
こちらが何か言っても、目も見ず、はいはいという感じであしらわれたら、嫌ですよね。
それと同じだと思ってください。
ゆったりとした優しい表情で、「今日はどうしましたか?」とお医者さんが言ったら、それだけで、半分治ったような気がしませんか。
そして、ここで大事なのは、「笑顔ではない」のです。「優しい表情」なんです。
逆に、キラキラと満面の笑顔で、「今日はどうしましたか?」と言われたらどうでしょう。
いや、先生、そんなに笑顔で言われても・・・
楽しくないし。辛いんです。しんどいんです。わかってます?だから来たんです。
そんな気分になりませんか。
ロールプレイングで、表情が硬いですね、と指摘すると、次からは満面の笑顔になってしまう方がいます。
私たちはこれを「ニッコリ攻撃」と呼んでいます。
まさに攻撃なんです。つまり笑顔には、カウンセラー側の主張がありすぎる感じなんです。
これに対して、優しい表情というのは、クライエントを包み込むような包容力を示すものという感じです。
赤ちゃんに会ったり、子犬や子猫を見たりして、思わず微笑んでしまう。
そんな表情を身につけていただきたい。
それには、日頃からの意識が必要だと思います。
ロールプレイングの時だけ意識した表情は、「ニッコリ攻撃」になってしまう、ということを忘れないでくださいね。
試験まで1か月!間に合います。優しい表情を心がけて、身につけましょう!
微笑み