今日の日経新聞によると、実質的な内定を出す企業が続出し、大手企業の活動は早くも終盤戦になってきているそうです。
先日、学生の就活相談員を務めましたが、面接にたどり着けない人や、未だ何をやりたいのか決めれず、エントリーシートも殆ど出せてない人などが、沢山相談に来られたので、へぇ~という思いでこの記事を読みました。
経団連のガイドでは、面接などの選考は4月1日が解禁日となっているので、早いですね。
ガイドに従わず、3月末にこっそり内定を出していた大企業もあるそうです。
また、4月1日、2日に食事会等を開いて、他社の面接を受けられないよう内定者を拘束したところもあるとのことでした。全体に、昨年より1~2週間早いようです。
更に、へぇ~と思ったのが、複数の内定をもらった学生をターゲットとした、新しいビジネスが本格化しているという記事です。
就活に本当に苦労している学生がいる一方で、特定の学生には内定が集中する傾向があります。
「ネオキャリア」の「ワイルドカード」という求人サイトでは、Facebookを使って、内定をもらった学生情報を集め、他の企業に紹介しているそうです。企業はこの情報を見て、他社が優秀と認めた人材の獲得に乗り出すんですね。
「短期的に企業が採用を減らすことは考えにくい」(ニッセイ基礎研究所)らしいので、今後、企業による学生の奪い合いが更に過熱するのでしょうか。